专利摘要:

公开号:WO1992011600A1
申请号:PCT/JP1991/001747
申请日:1991-12-20
公开日:1992-07-09
发明作者:Akira Takagi;Koji Arihara
申请人:Kabushiki Kaisha Csk;
IPC主号:G06F40-00
专利说明:
[0001] 明
[0002] 日本語構文解析システム
[0003] [技術分野 ]
[0004] 本発明は、 日本語文の句構造や係 り受け構造を機械的 に解析する 日本語構文解析システムに関 し、 特に述語と 該述語に格を介して係る名詞との格関係に係る意味制約 糸田
[0005] 情報の決定や連体修飾節の種類の判断を行う 日本語構文 解析シス テム に関する。
[0006] [背景技術 ]
[0007] 従来、 日本語の構文解析を機械的に行う システムにお いて、 解析し ょ う とする 日本語文が連体修飾節を含む場 合、 正確な構文解析を行う ためには該連体修飾節の種類 を判定する こ とが不可欠である。 そ して該連体修飾節の 種類を判定する には、 該連体修飾節が修飾する語 (以 下、 この語を先行詞と書く ) が節内の述語に対して何ら かの格関係を持ち得るか否か、 あるいは先行詞が内容属 性を有し、 「〜と いう 」 等の同格節を受け得るかな どの 判断を行っていた。
[0008] こ こ で、 連体修飾節と は、 名詞を連帯修飾する埋め込 み文をいい、 連体修飾節と先行詞 との間に存在する格関 係等の関係によ り 、 主格連体修飾節、 目的格連体修飾節 な どの種類に分けられる。 またこ こでは、 主格が省略さ れていて見かけ上述語句' 'に見えるものも含めて連体修飾 節と して取扱う。
[0009] と こ ろ で、 先行詞力5 「 こ と 」 、 「 も の 」 あ る いは 「の」 と いう よ う な単独では意味を特定できない語であ る場合、 また先行詞において多義の巾が大き く 節内の述 語との関係だけではその意味を特定できない語である場 合には、 先行詞と連体修飾節との間の格関係を特定する こ とができず上記の判断ができない。 そこでこのよ う な 場合に上記意味不特定の先行詞と該先行詞が格を介して 係る後方の述語との間の格関係を判断し、 該格関係に対 して述語辞書情報中に定義される意味制約情報に基づい て上記意味不特定の先行詞と上記連体修飾節中の述語と の間の格関係を判断して上記連体修飾節の種類を決定す る手段が考えられている。
[0010] しかし 、 上記意味不特定の先行詞が係る後方の述語 . - が、 その意味によ って広範囲の名詞の係 り を許し、 その 為にそれぞれの格に対して有効な意味制約をもつこ と力 s 出来ず、 それぞれの格に対して定義される意味制約が上 記述語に格を介して係る名詞の意味に依存する語である 場合、 上述した従来の技術による連体修飾節の種類決定 手段では上記先行詞と述語との間の意味制約情報を特定 する こ とができず、 連体修飾節の種類を判別する こ とが でき なかった。 このよ う な場合と して具体的には、 先行 詞が係る後方の述語が、 主格名詞と指定格名詞 との間の 概念の上位下位関係を表す動詞 「ある」 も し く はそれと 同等な意味を表す述語、 又は主格名詞が達成状態格名詞 の表す状態に至る こ と を表す動詞 「なる」 も し く はそれ と 同等な意味を表す述語である場合が該当する。
[0011] こ こ で、 指定格 と は、 概念の包含関係を表す述語が有 する格で、 主格名詞概念が属する概念のクラスを指定す る格を指す ( 「 こ の花はチュー リ ッ プである。 」 におけ る 「で」 格な ど) 。 「 こ の花はチュー リ ッ プだ。 」 にお ける よ う に名詞 「チュー リ ッ プ」 が述語 「だ J に直接係 る場合において も、 この格が滞在的に介在している と考 える。 また、 達成状態格と は、 状態の変化、 達成を表す 述語が有する格で、 主格名詞概念が到達する状態等を表 す格をいう ( 「彼は医者になる。 」 における 「に」 格な ど) 。
[0012] また、 その他の構文解析においても上記のよ う な述語 . に対し、 その意味制約情報を特定できないため正確な解 析が困難であっ た。
[0013] 本発明は上記の課題を解決し、 格に対して定義される 意味制約情報が不特定な述語を有する 日本語文の解析を 正確に行い得る 日本語構文解析シス テムを提供する こ と を目的 とする。
[0014] 尚、 通常、 「係る」 と いう表現は文節間の意味的依存 関係を表す為に用いられるが、 こ こ では説明の容易さ、 簡便さから、 単語間の構文的意味的依存関係を指すもの と して 「係る」 や 「係 り '受け J という表現を用いる。
[0015] [発明の開示 ]
[0016] 上記の目的を達成する請求の範囲第 1 項の発明は、 形 態素解析処理を施された日本語文を入力し、 該日本語文 の構文解析を行う 日本語構文解析システムにおいて、 上 記日本語文が、 述語と して主格名詞と指定格名詞との間 の概念の上位下位関係を表す動詞 「ある」 も し く はそれ と同等な意味を表す述語、 又は主格名詞が達成状態格名 詞の表す状態に到る こ とを表す動詞 「なる」 も し く はそ れと 同等な意味を表す述語を含む場合に、 上記述語に格 を介して係る名詞の意味情報に基づいて、 上記述語と該 述語に格を介して係る他の名詞との間に定義される意味 制約情報を決定する意味制約情報決定部を備えた構成と してお り 、 これによつて、 上述した動詞 「ある」 も し く はそれと 同等な意味を表す述語、 又は動詞 「なる」 も し . く はそれと 同等な意味を表す述語を含む日本語文に対し ても正確に解析処理を行う こ とができる ものである。
[0017] 請求の範囲第 2項の発明は、 形態素解析処理を施され た日本語文を入力し、 該日本語文の構文解析を行う 日本 語構文解析システムにおいて、 意味制約情報決定部と連 体修飾節決定部と を備えてな り 、 上記意味制約情報決定 部は、 上記日本語文が、 述語と して主格名詞 と指定格名 詞との間の概念の上位下位関係を表す動詞 「ある」 も し く はそれと 同等な意味を表す述語、 又は主格名詞が達成 状態格名詞の表す状態に到る こ と を表す動詞 「なる」 も し く はそれと 同等な意味を表す述語を含む場合に、 上記 述語に格を介して係る名詞の意味情報に基づいて、 上記 述語と該述語に格を介して係る他の語との間に定義され る意味制約情報を決定し、 上記連体修飾節決定部は、 上 記日本語文が連体修飾節を含みかつ該連体修飾節の係る 語が意味不定の名詞である場合に、 該意味不定の名詞 と 該意味不定の名詞が格を介して係る後方の述語との間の 格関係を判断し、 上記判断結果に基づいて上記述語との 格関係において定義される意味制約情報を上記意味不定 の名詞に付加し、 上記意味制約情報に基づいて意味不定 の名詞 と上記連体修飾節中の述語との間の格関係を判断 して上記連体修飾節の種類を決定する構成と してお り 、 これによ つ て、 上述した動詞 「ある」 も し く はそれと 同 等な意味を表す述語、 又は動詞 「なる」 も し く はそれと . 同等な意味を表す述語を含み、 かつ該述語に格を介して 係 り連体修飾節に修飾される意味不定の名詞を含む曰本 語文に対しても正確に解析処理を行う こ とができる もの である。
[0018] 請求の範囲第 3項の発明は、 形態素解析処理を施され た日本語文を入力 し、 該日本語文の構文解析を行う 日本 語構文解析システムにおいて、 上記日本語文が、 述語と して主格名詞と指定格名詞との間の概念の上位下位関係 を表す動詞 「ある」 も し く はそれと 同等な意味を表す述 語、 又は主格名詞が達成'状態格名詞の表す状態に到る こ とを表す動詞 「なる J も し く はそれと 同等な意味を表す 述語を含み、 かつ格を介して該述語に係 り連体修飾節に 修飾される意味不定の名詞を含む場合に、 上記述語に格 を介して係る名詞と該述語の意味情報に基づいて上記述 語と該述語に格を介して係る他の名詞との間に定義され る意味制約情報を決定し、 上記意味不定の名詞に上記決 定した意味情報を付加し、 上記意味制約情報に基づいて 意味不定の名詞 と上記連体修飾節中の述語との間の格関 係を判断して上記連体修飾節の種類を決定する連体修飾 節決定部を備えた構成と してお り 、 第 2項の発明 と同様 に、 動詞 「ある」 も し く はそれと 同等な意味を表す述 語、 又は動詞 「なる」 も し く はそれと同等な意味を表す 述語を含み、 かつ該述語に格を介して係 り連体修飾節に 修飾される意味不定の名詞を含む日本語文に対しても正 . - 確に解析処理を行う こ とができるものである。
[0019] [図面の簡単な説明 ]
[0020] 第 1 図は第 7図の実施例による解析処理例を示す図で ある。
[0021] 第 2 図は第 1 図の述語の格スロ ッ 卜を示す図である。
[0022] 第 3 図は第 1 図の述語の格スロ ッ ト示す図である。
[0023] 第 4図は第 7図の意味制約情報関連テーブルを示す図 である。
[0024] 第 5 図は第 7 図の実施例による他の解析処理例を示す 図である。
[0025] 第 6 図は第 7 図の実施例による他の解析処理例を示す 図である。
[0026] 第 7 図は本発明の一実施例に係る 日本語構文解析シス テムを示すブロ ッ ク図である。
[0027] [発明を実施するための最良の形態 ]
[0028] 以下、 本発明の実施例について図面を参照して説明す る。
[0029] 第 7 図は本発明の一実施例に係る 日本語構文解析シス テムの構成を示すプロ ク図である。
[0030] 本実施例の構文解析システムは、 日本語文を入力 して 該日本語文の係 り 受け構造を解析する解析処理装置 1 と 、 単語間の係 り受けに関する情報を格納した品詞マ ト リ クステーブル 5 と意味制約情報関連テーブル 6 とで構 成される。 , . 図示のよ う に上記解析処理装置 1 には、 形態素解析部 2 によ って入力した日本語文を単語ごと に分割し 日本語 辞書 4 を参照して各単語に文法情報及び意味情報を付加 する形体素解析処理が施された単語列が入力される。 こ こ で日本語辞書 4 には、 各単語の品詞、 意味素性、 格等 の文法情報及び意味情報が登録されている。
[0031] 上記解析処理装置 1 は、 形態素解析部 2 で単語に付加 した意味情報及び文法情報を利用 し品詞マ ト リ クステ一 ブル 5 の情報に基づいて分割した単語の係 り受け関係を 判断し 日本語文の構造を解析する構文解析部 3 を備えて なる。
[0032] なお本実施例では、 処理アルゴ リ ズムの簡潔さ等に鑑 み、 単語間の係 り受け解析に基づく 構文解析方式にのつ と って説明を行うが、 文節間の係り受け解析や句構造解 析を行う場合にも以下の説明は同様に成立する。
[0033] 構文解析部 3 は、 単語どう しの係 り受け関係を判断す る係り受け判断部 3 1 と、 解析する 日本語文が連体修飾 節を含む場合に該連体修飾節の種類を決定する連体修飾 節決定部 3 2 と、 意味制約情報決定部 3 3 とを有する。
[0034] 上記品詞マ ト リ クステーブル 5 は、 係る語と係られる 語の品詞の組合せに応じた解析規則、 すなわち、 2 つの 単語相互の組合せに対応する係り判定規則を格納する。
[0035] 次に、 第 1 図乃至第 7 図を参照して本実施例の作用に ついて説明する。
[0036] 第 1 図は本実施例の構文解析システムに 「買ったのは 彼である」 と いう文を入力した場合の解析処理を示す。 なお第 1 図には、 既に形態素解析処理部 2 によ り 「買つ たノの Zは Z彼 Zで Zある J のよ う に分割した後の構文 解析部 3 による処理を示してある。
[0037] 構文解析部 3 の係り受け判断部 3 1 は、 上記単語ごと に係 り受け関係を順次判断してい く が、 a において述語 「買った」 力 「の」 を修飾してお り 、 「買った」 が連体 修飾節である こ と を検出する。 次 'に、 b において連体修飾節決定部 3 2 が上記連体修 飾節の種類を決定し ょ う とするが、 「の」 の意味が不定 であるため何袼か決定する こ とができない。 そ こで、 仮 に主格関係節である と しておき、 次の処理へ進む。
[0038] こ こ で 、 図 中 C 1 は 連休修飾節 を 示 す 。 ま た 、 [ P N ] は仮想的 に置かれた代名詞を示 し 、 (sb j ) は [ P N ] が述語 「買 っ た」 の主格に対応する こ と を示 す。 これによ つて C 1 は主格関係節を示すこ と となる。
[0039] 次に、 係 り 受け判断部 3 1 は、 c において 「の」 と 「 は 」 の係 り 受 け 関係 を判断 し 、 次いで d にお いて 「は」 と 「彼」 の係 り受け関係を判断する。 前者は係 り 受け関係が成立するが、 後者は係 り受け関係が成立しな い。 そ こで 「買ったのは」 までで処理を一旦区切 り 、 新 たに 「彼」 の後の処理を行う。 「買ったのは」 までの処 理結果はスタ ッ ク に格納してお く 。
[0040] e において 「彼で」 と 「ある」 との間の係 り受け関係 が成立する。 こ こ で、 述語 「ある」 は 「彼で」 が係る こ とから概念の上位と下位と を示す 「ある」 である、 すな わち、 「ある 」 に主語 と して係る語は 「で」 に係る語 (本実施例では 「彼」 ) の同位も し く は下位概念である こ とがわかる。
[0041] そ こで本実施例では、 第 4図に示すよ う な意味制約情 報関連テーブル 6 を設定し、 意味制約情報決定部 3 3 が 意味制約情報関連テーブル 6 を参照して、 述語に格を介 して係る名詞の意味、 属性に基づいて主格と して係る他 の名詞の意味、 属性を制限する。 すなわち、 本解析例に おける述語 「ある」 の指定格に 「彼で」 が係っている こ とから、 第 2 図 (A) , ( B ) に示すよ う に 「ある」 の格ス ロ ッ 卜 4 1 において指定格に定義される意味素性は [有 意志体 ] と な り 、 これによ り主格に定義される意味素性 も [有意志体 ] と なる。
[0042] 以上の処理は、 述語が状態の変化 · 達成を表す 「な る」 も し く はそれ と 同等な意味を表す述語である場合 に も 同様に行う こ とができ る。 「なる」 に主語 と して 係る語は、 「〜になる」 あるいは 「〜となる」 における 「に」 、 「と J に係る語の意味する状態に変化する こ と を示す。 したがって 「に」 、 「と」 に係る語の意味、 属 性に基づいて主語と して係る語の意味素性を制限する こ とができる。
[0043] なお、 主格に定義される意味素性の決定は本実施例の よ う にテーブルを設定して行う他、 各述語ごとのデータ を 日本語辞書部 4 に格納 して参照する よ う に して も良 く 、 種々の方法を用いる こ とができる。
[0044] 以上のよ う に、 第 1 図 : f において述語 「ある」 と 「あ る」 に格を介して係る名詞 との間の格関係に定義される 意味制約情報を決定し た後、 g において先に dで切離 し、 スタ ッ ク に格納した 「買ったのは」 と 「ある」 との 係 り受け関係を判断する。 こ こでは係 り受け関係が成立 する。
[0045] この際、 連体修飾節決定部 3 2 は、 第 2 図 (B ) に示す 「ある」 の格ス口 、ソ ト 4 1 を参照して 「の」 が何格と し て 「ある」 に係っているか判断する。 こ こでは主格と認 識する。 そ して、 主格の意味制約は既に [有意志体 ] と 定ま っているので、 「の」 は有意志体を示すこ とが判断 される。
[0046] この後、 i において連体修飾節決定部 3 2 は、 「の」 が有意志体を示す こ と を条件 と し て加え、 連体修飾節 C 1 の格の種類を再度判断する。 第 3 図に示すよ う に、 「買っ た」 に対して有意志体を示す 「の」 は主格と して 係る こ とから連体修飾節 C 1 は主格関係節である と判断 され、 連体修飾節 C 1 は主格関係節のまま維持される。
[0047] 以上で本例文における解析処理を終了する。
[0048] 次に第 5 図を参照して、 本実施例に 「買っ たのは昨日 . である」 と い う 文を入力 し た場合の解析処理を説明す る。 なお本解析例において、 連体修飾節 C 2 を主格関係 節と仮定し、 「買ったのは」 をスタ ッ ク に格納する まで の処理は第 1 図の解析例 と 同様であるため省略する。
[0049] j において係 り 受け判断部 3 1 力 S 「昨日 で」 と 「あ る」 と の間の係 り受け関係を判断した後、 k において意 味制約情報決定部 3 3 が述語 「ある 」 の主格ス ロ ツ ト 4 1 に定義すべき意味素性を決定する。 本解析例におけ る述語 「ある」 の指定格には 「昨日で」 が係っている こ とから、 第 2 図 (G) に示すよ う に指定格に定義される意 味素性は [時間 ] とな り 、 これによ り主格に定義される 意味素性も [時間 ] となる。
[0050] 次に、 1 において 「買ったのは」 と 「ある」 との係り 受け関係を判断する。 こ こ では係 り 受け関係が成立す る。
[0051] この際、 連体修飾節決定部 3 2 は、 「の」 が主格と し て 「ある」 に係っ ている こ と 力 ら、 第 2 図 (C) の格ス ロ ッ ト 4 1 を参照 して 「ある」 の主格に定義される意 味素性 [時間 ] を 「の」 に付加する。 これによ つ て、 「の j は時間を示すこ とが判断される。
[0052] この後、 mにおいて連体修飾節決定部 3 2 は、 「の」 が時間を示すこ とを条件と して加え、 連体修飾節 C 2 の 格の種類を再度判断する。 第 3 図に示すよ う に、 「買つ た」 に対して時間を示す 「の」 は時間格と して係る こ と . から連体修飾節 C 2 は時間格関係節である と判断され、 主格関係節から時間格関係節に訂正される。 こ こで、 図 中 (t ime) は [ P N ] が述語 「買った」 の時間格である こ とを示す。
[0053] 以上で本例文における解析処理を終了する。
[0054] 次に第 6 図を参照して、 本実施例に 「買ったのは本で ある」 と いう文を入力した場合の解析処理を説明する。 なお本解析例において、 連体修飾節 C 3 を主格関係節と 仮定し、 「買ったのは」 をスタ ッ クに格納するまでの処 理は第 1 図の解析例と 同様であるため省略する。.
[0055] n において係 り受け判断部 3 1 力 s 「本で J と 「ある」 との間の係 り受け関係を判断した後、 o において意味制 約情報決定部 3 3 が述語 「ある」 の主格スロ ッ ト 4 1 に 定義すべき意味素性を決定する。 本解析例における述語
[0056] 「ある」 の指定格には 「本で」 が係っている こ とから、 第 2 図.(D ) に示すよ う に指定格に定義される意味素性は
[0057] [商品 ] と な り 、 これによ り 主格に定義される意味素性 も [商品】 と なる。
[0058] 次に、 p において 「買ったのは」 と 「ある」 と の係 り 受け関係を判断する。 こ こ では係 り 受け関係が成立す る。
[0059] この際、 連体修飾節決定部 3 2 は、 「の」 が主格と し て 「ある 」 に係っ ている こ と から 、 第 2 図 (D ) の格ス 口 、ソ ト 4 1 を参照 し て 「 ある 」 の主格に定義される意 . 味素性 [商品 ] を 「の」 に付加する。 こ れに よ つて、 「の」 は商品を示すこ とが判断される。
[0060] この後、 q において連体修飾節決定部 3 2 は、 「の」 が商品を示すこ と を条件と して加え、 連体修飾節 C 3 の 格の種類を再度判断する。 第 3 図に示すよ う に、 「買つ た」 に対して商品を示す 「の」 は対象格と して係る こ と から連体絛飾節 C 3 は対象格関係節である と判断され、 主格関係節から対象格関係節に訂正される。 こ こで、 図 中 (dob j ) は [ P N ] が述語 「買った」 の対象格である 4一 こ とを示す。
[0061] 以上で本例文における解析処理を終了する。
[0062] こ こで、 以上の各解析例を比較する と、 全て同 じ形態 の文章であ り ながら、 述語 「ある」 に指定格と して係る 語の意味に対応して連体修飾節の種類が異なっている。 このよ う な場合にも本実施例によれば、 上述の処理によ り 「ある」 に指定格と して係る語の意味に基づいて 「あ る」 に主格 と して係る語の意味制約情報を特定する こ と ができ、 さ らに特定された 「ある」 の意味制約情報よ り i車体修飾節の種類を正確に判断する こ とができる。
权利要求:
Claims請 求 ' ' の 範 囲
( 1 ) 形態素解析を施された日本語文を入力し、 該日本 語文の構文解析を行 う 日本語構文解析システム におい て、
上記日本語文が、 述語と して主格名詞 と指定格名詞 と の間の.概念の上位下位関係を表す動詞 「ある」 も し く は それと 同等な意味を表す述語、 又は主格名詞が達成状態 格名詞の表す状態に到る こ と を表す動詞 「なる」 も し く はそれと 同等な意味を表す述語を含む場合に、 上記述語 に格を介して係る名詞の意味情報に基づいて、 上記述語 と該述語に格を介して係る他の名詞 との間に定義される 意昧制約情報を決定する意味制約情報決定部を有する こ と を特徴と する 日本語構文解析システム。
( 2 ) 形態素解析を施された日本語文を入力し、 該日本 , - 語文の構文解析を行 う 日本語構文解析 シス テ ム におい て、
意味制約情報決定部と連体修飾節決定部とを備えてな 、
上記意味制約情報決定部は、 上記日本語文が、 述語と して主格名詞 と指定格名詞との間の概念の上位下位関係 を表す動詞 「ある」 も し く はそれと 同等な意味を表す述 語、 又は主格名詞が達成状態格名詞の表す状態に到る こ と を表す動詞 「なる」 も し く はそれと 同等な意味を表す 述語を含む場合に、 上記述語に格を介して係る名詞の意 昧情報に基づいて、 上記述語と該述語に格を介して係る 他の名詞との間に定義される意味制約情報を決定し、
上記連体修飾節決定部は、 上記日本語文が連体修飾節 を含みかつ該連体修飾節の係る語が意味不定の名詞であ る場合に、 該意味不定の名詞と該意味不定の名詞が格を 介して係る後方の述語との間の格関係を判断し、 上記判 断結果に基づいて上記述語との格関係において定義され る意味制約情報を上記意味不定の名詞に付加し、 上記意 味制約情報に基づいて意味不定の名詞と上記連体修飾節 中の述語との間の格関係を判断して上記連体修飾節の種 類を決定する こ と を特徴 と する 日本語構文解析システ ム o
( 3 ) 形態素解析を施された日本語文を入力し、 該日本 語文の構文解析を行う 日本語構文解析シス テム におい . - て、
上記日本語文が、 述語と して主格名詞と指定格名詞と の間の概念の上位下位関係を表す動詞 「ある」 も し く は それと同等な意味を表す述語、 又は主格名詞が達成状態 格名詞の表す状態に到る こ とを表す動詞 「なる」 も し く はそれと同等な意味を表す述語を含み、 かつ格を介して 該述語に係 り連体修飾節に修飾される意味不定の名詞を 含む場合に、
上記述語に格を介して係る名詞の意味情報に基づいて 上記述語と該述語に格を介して係る他の名詞との間に定 義される意味制約情報を決定し、
上記意味不定の名詞に上記決定した意味制約情報を付 カロし、
上記意味制約情報に基づいて意味不定の名詞 と上記連 体修飾節中の述語との間の格関係を判断して上記連体修 飾節の種類を決定する連体修飾節決定部を備えたこ と を 特徴とする 日本語構文解析システム。
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同族专利:
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JPH0540781A|1993-02-19|
JP3222173B2|2001-10-22|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1992-07-09| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): CA US |
1992-07-09| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU MC NL SE |
1993-10-20| NENP| Non-entry into the national phase in:|Ref country code: CA |
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